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こんな悩みが解決します。
- そもそも次亜塩素酸ナトリウム(塩素)ってなに?
- どうやって使えばいいの?
- 塩素を使うときに注意することは?
「次亜塩素酸ナトリウム」は、読み方も化学式もパッと出てこない方が多い物質です。
まずは下の基本データで要点だけ先に押さえてください。
そのうえで、水処理の現場で19年扱ってきた立場から、正しい使い方と注意点までかみ砕いて解説します。
▼ 次亜塩素酸ナトリウムの読み方・基本データ
| 読み方 | じあえんそさんナトリウム |
|---|---|
| 別名 | 次亜塩素酸ソーダ(じあえんそさんソーダ)/次亜塩素酸Na |
| 化学式 | NaClO |
| 英語 | sodium hypochlorite |
| 液性 | アルカリ性 |
※「じあ・えんそさん・ナトリウム」と区切ると読みやすい。次亜塩素酸(じあえんそさん)は、水道水の殺菌や塩素系漂白剤に使われる代表的な薬剤です。
- 水道水を安心して飲める
- シャワーやお風呂を楽しめる
- プールで思いっきり泳ぐことができる
いま、私たちが安心してこれらのこと出来るのは次亜塩素酸ナトリウムの存在が大きいんです。
普段はまったく意識していませんが塩素がないと安心して、安価に楽しむことができません。
- 次亜塩素酸ナトリウムの概要
- 次亜塩素酸ナトリウムの取り扱い方
- 次亜塩素酸ナトリウムの廃棄方法
- この記事で網羅的にわかるので時間の節約になる

余分な塩素の処分を考えている方はこちら→【その辺に捨てたら捕まる!】次亜塩素酸ナトリウム(塩素)の有効期限と廃棄方法【ネットでお得に産廃処理依頼】

次亜塩素酸ナトリウムは、水酸化ナトリウムの水溶液に塩素を通して作られるアルカリ性の薬剤です。
化学式はNaClO。
強い酸化作用・漂白作用・殺菌作用を持ち、水道水やプールの消毒、漂白剤、食品工場の殺菌など、私たちの生活の衛生を支える場面で広く使われています。
ふだん意識することはほとんどありませんが水道水を安心して飲めるのも、プールやお風呂を楽しめるのも、この薬剤が安価に殺菌してくれているおかげです。
現場の感覚で押さえておきたいポイントは次の4つです。
・時間とともに濃度が下がる(不安定な薬剤で、放っておくと食塩水に変化していく)
・高温と紫外線に弱い(保管環境で濃度低下が一気に進む)
・酸性のものと混ぜると有毒な塩素ガスが出る(混ぜるな危険の正体)
・金属を錆びさせる(酸化力が強いため)
いわゆる「プールの臭い」も、実は塩素そのものの臭いではありません。
汗や尿に含まれるアンモニアと塩素が反応してできる「クロラミン」という成分の臭いで、塩素濃度が適正でも発生します。
この記事の要点
- アルカリ性で、酸化・漂白・殺菌作用をもつ薬剤(化学式NaClO)
- 時間・高温・紫外線で濃度が下がる(長期保管できない)
- 酸性のものと混ぜると塩素ガスが発生=混ぜるな危険
- 金属を錆びさせるため取り扱いに注意
次亜塩素酸ナトリウムの化学式はNaClOです。
次亜塩素酸(HClO)のナトリウム塩にあたり、次亜塩素酸ソーダとも呼ばれます。
工業的には、水酸化ナトリウムの水溶液に塩素ガスを吸収させて作られます。反応式は次のとおりです。
2NaOH + Cl2 → NaClO + NaCl + H2O
水酸化ナトリウム + 塩素 → 次亜塩素酸ナトリウム + 食塩 + 水
反応の副産物として食塩(NaCl)ができるのが特徴です。
長期間置くと次亜塩素酸ナトリウム自体が自然分解し、最終的にはこの食塩水に近い状態へ変化していきます。
これが「濃度が下がる」と言われる理由です。

次亜塩素酸ナトリウムは皮膚につくと表面のたんぱく質を溶かします。
肌荒れの原因となるため手袋の着用をおすすめします。
また、塩素は液体のため、ふとした瞬間に顔に飛んでくることがあるので注意です。
目に入ると最悪失明の危険性もあるため防護メガネの着用をおすすめします。

身を守るためにも絶対にするべきですよ
もし、次亜塩素酸ナトリウムが目に入ってしまったら。対処法を説明
すぐに、流水で目を15分以上洗ってください。
シャワーの場合
上向きで水圧を弱くしてまんべんなく洗う
蛇口の場合
少しづつ出しながら手のひらに水をためて水中でまばたきをして洗う
洗い終わったら必ずすぐに眼科を受診してください。
症状が悪化してからでは手遅れになることもあるからです。

スピードが大事!事前に知っていると素早く動ける。
塩素は酸化力が高く、金属を錆びさせます。
塩素の近くには金属製品はなるべく置かないでください。
もし金属にかかってしまった場合はすぐに水洗いしてふき取っておけば大丈夫。

ステンレス製品でも塩素が付きっぱなしであれば錆びるから注意!
もしも錆びてしまった金属にはこちらの塗料がおすすめです。
次亜塩素酸ナトリウムは長期間保管できません。
未開封でも半年で約半分の濃度。1年で4分の1の濃度まで下がってしまいます。

また、紫外線や高温だと濃度の低下速度が上がります。
そのため、冷暗所での保管を推奨します。
※次亜塩素酸ナトリウムの処分方法はこちらの記事で解説しています。
参考記事【その辺に捨てたら捕まる!】次亜塩素酸ナトリウム(塩素)の有効期限と廃棄方法【ネットでお得に産廃処理依頼】

大量に購入してはいけません。使う分だけ小分けで購入がおすすめ。
次亜塩素酸ナトリウムと酸性の液体は混ぜてはいけません。
混ぜると塩素ガスという有毒なガスが発生しますよ。
これは、プールで起こりやすい事故の一つです。
何故かというと、PAC(ポリ塩化アルミニウム)という凝集剤を使用している場合があるからです。
凝集剤のPACは濾過機能の向上のための薬品ですが酸性の液体なんです。
使用方法は次亜塩素酸ナトリウムと同様で循環ラインに点滴注入する方法が一般的。
そのため、注入設備が似ていて間違えて補充をしてしまう事故があります。

塩素(次亜塩素酸ナトリウム)とPAC(ポリ塩化アルミニウム)は混ぜちゃダメ!
実際に下記のことに注意をして管理してください。
- 薬品の保管場所を分ける
- 注入設備の位置を離す
- 薬品投入口近くに大きく注意書きを張り付ける
- 薬品を補充する時は念入りに確認をする
すぐにその場から避難してください。
建物内に人がいる場合は早急に避難を促して外に出て!
消防へ通報して、事態を説明の上指示に従ってください。

塩素ガスが発生したらどうにも出来ないので、とにかくその場から離れる!自分と周りの命を守って!
名前が似ていて混同されやすいのが「次亜塩素酸水」と「ハイター」です。
現場でもよく質問されるので、違いを整理しておきます。
まず「次亜塩素酸水」とは別物です。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液はアルカリ性で、安定して長期保存しやすい。
一方、次亜塩素酸水は弱酸性〜中性で生成するとすぐ分解が始まるため使い切りが基本です。
漂白力は次亜塩素酸ナトリウムにあり、次亜塩素酸水にはほとんどありません。
用途も濃度もまったく違うので、置き換えて使うことはできません。
一方「ハイター」は、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする塩素系漂白剤の商品名です。
つまりハイター=次亜塩素酸ナトリウム製品で、これらは別物ではありません。
市販の漂白剤には界面活性剤などが加えられている点が、原液の次亜塩素酸ナトリウムとの違いです。
| 次亜塩素酸ナトリウム | 次亜塩素酸水 | |
|---|---|---|
| 液性 | アルカリ性 | 弱酸性〜中性 |
| 安定性 | 比較的安定・長期保存しやすい | 不安定・使い切りが基本 |
| 漂白力 | あり | ほとんどなし |
| 主な用途 | 水の殺菌・漂白・消毒 | 除菌・消臭 |
取り扱いで特に気をつけたいのは次の3点です。
いずれも記事内で詳しく触れていますが、ここで一覧として押さえておきます。
・酸性の洗剤と混ぜると有毒な塩素ガスが発生する(混ぜるな危険)
・皮膚や目に付くと刺激が強く、手当てが遅れると重い症状につながることがある
・金属を腐食させる
なお、人がいる空間への噴霧は、目や皮膚への付着・吸入の危険があるため、厚生労働省も行わないよう注意を呼びかけています。除菌目的でもスプレー噴霧は避けてください。
塩素は少しだけでいいんだよなぁ・・・と思っている方へ
ネットで600mlで買えます。
品質もいい塩素なのでスケール(固形)化しにくいですよ。
詰まり対策にもぜひ!

保管スペースも小さくてすみますよ。
塩素を取り扱う上で絶対に必要となるのが残留塩素濃度計です。
現場で使った体験を基にして下記記事で詳しく書いています。よければどうぞ。
私のおすすめはコスパの良さから、アナログ式のDPD法の残留塩素濃度計です。
おすすめの残留塩素濃度計の詳細記事はこちら→【水処理のプロが厳選】おすすめの残留塩素濃度測定器を紹介【コスパ最高はアナログ式!】
次亜塩素酸ナトリウムは産業廃棄物扱いなので廃棄時に注意して下さい。
下記記事では処分方法や注意点を解説しているので参考にしてください。
あわせて読みたい【その辺に捨てたら捕まる!】次亜塩素酸ナトリウム(塩素)の有効期限と廃棄方法【ネットでお得に産廃処理依頼】
塩素が入っていない水を手間なく飲みたい!という人はこちら→【水処理のプロが厳選】本当におすすめするウォーターサーバー【もう迷わない】
塩素が固まりやすく塩素の注入がうまくいかない方はこちら→[塩素スケールの固着・詰まりで悩んでいる方へ]塩素の希釈倍率を低くすると効果的!
塩素の固まりを素早く除去したい方はこちら→【時短技!使わないと損!】塩素スケールの除去と詰まり解消にはサンポールがオススメ!

塩素のことが理解できれば怖くない!
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この使用方法を提案しているのは日本でも僕だけかもしれません(笑)
ただ、使用用途の幅広さから絶対お得なのは確実です。
自宅用のウォーターサーバーはこちら→【水処理のプロが厳選】本当におすすめするウォーターサーバーまとめ
よくある質問
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