こんな悩みが解決します。
- 子供達を遊ばせるビニールプールに塩素って必要?
- 塩素を入れないとどうなるの?
- どんな塩素を選べばいいの?
- どのくらい入れたらいいの?
- 必要な道具を知りたい!
暑くなってくると庭で子供にプールで遊ばせる機会も多くなってきます。
涼しいし楽しいからついつい遊びが白熱してきますよね。
子供達は大満足でいいのですが、一つ注意しなければいけないことがあります。
それは、水中の菌の問題です。
一般的に消毒に使われるのが塩素です。
名前は聞いたことがあると思いますよね。
温水プール・学校プール・ジムのプールでは消毒のために塩素が必ず入っています。
ただ、家庭用のビニールプールはどうか・・・?というと塩素を入れるという意識が薄くなりますよね。
わかります。普段意識することがないのでつい忘れてしまいますよね。
でも実際のやり方がわからない・・・
そこで、水処理業界で15年勤めている私が完全初心者にもわかりやすく解説します。
- 2007年から水をキレイにする仕事をして15年
- 家庭用浄水器をプロ目線で調べてユーザー目線で実際に使い倒す人
- 専門知識を活かしてわかりやすく解説する人

かみ砕いて説明するので安心して読んでくださいね。

浄水型ウォーターサーバー
こんな人におすすめ
- とにかく便利な浄水器がいい
- いつでもキンキンなおいしい水が飲みたい
- すぐにアツアツのおいしいお湯を使いたい
- ウォーターサーバーの水の量を気にせず使いたい


下記の使用条件に当てはまる場合は塩素投入を特におすすめします。
- 多人数が入る場合(友達同士など3人以上)
- プール水を数日間使いまわす場合(使用毎に換水がベスト)
- 井戸水等の塩素殺菌されていない水を使用する場合


できれば1度使い終わったら排水するのがベスト


家庭用プールに塩素を入れないとどうなるか?
結論、プール水中で菌が繁殖してしまいます。
大腸菌や一般細菌等がありますが、中でも一番注意すべきは「レジオネラ属菌」です。
レジオネラ属菌はレジオネラ症肺炎の原因となります。
詳しくはこちら↓
感染経路はプール水をバシャバシャすることで起きる飛沫(エアロゾル)を吸い込むことで感染します。
レジオネラ症肺炎は命にかかわることもある感染症です。
特に免疫機能の弱い幼児や高齢者がかかりやすくなります。
自宅のお風呂もレジオネラ属菌に注意
→【みんなやってる!?】追い焚き式風呂の配管洗浄をやるべきたった1つの理由【水処理のプロが解説】


厚生労働省の指針で遊泳用プールの塩素濃度は「0.4~1.0ppm」で維持すること。
家庭用のビニールプールも同じく「0.4~1.0ppm」になるように塩素を投入してください。
私のおすすめの塩素濃度は0.7ppm程度です。
投入後の濃度低下も考えるとある程度高めにしておくのが吉。


気温が高い日や紫外線が強い日は特に塩素濃度の低下が激しくなります。
おすすめの残留塩素濃度測定紙(日産アクアチェック3)
塩素を投入したら塩素濃度を測定しなくてはいけません。
ではどうすればいいのか?
大部分の人が塩素濃度測定をしたことが無いと思います。
なのでプロ目線で
- 測定方法がカンタン
- 価格が安い
ものを選びました。
僕のオススメは日産化学工業のアクアチェック3です。


測定方法は試験紙をプール水に1秒間浸して色の変化を見て測定します。
誰でも簡単に出来ますのでおすすめです。


小学校のときに使ったリトマス試験紙みたいな感じ!
おすすめの塩素(ピューラックスS)
家庭用で使用する場合は少量あれば十分だと思います。
オーヤラックスのピューラックスS(600ml)がおすすめ。
不純物の少ない品質のいい塩素で老健施設や保育所でもよく使われています。
余った場合は食器やふきん、テーブルの殺菌にも使えますので無駄になりません。
塩素の投入量例
参考までにアマゾンで人気のあるビニールプールで塩素投入量を計算して出しておきます。
もしこのプールを持っていたら下記の量を投入すればOK。
小さめサイズのビニールプール


水量:102L
目標塩素濃度:0.7ppm
塩素投入必要量:1.19ml(小さじ半分位)
※小さじ1(5ml)




この計量スプーンは置いて測れるから両手が空いて安心便利!
適当な計量器が無い人はどうぞ。
正直この容量だと一度に入っても1~2人程度で使用後はすぐに排水すると思います。塩素投入の必要性は低いかもしれません。
万全をきしたい方は入れてください。
大きめサイズのビニールプール


水量:1,660L
目標塩素濃度:0.7ppm
塩素投入必要量:19.3ml(大さじ1+小さじ1程度)
※大さじ1(15ml) 小さじ1(5ml)


この容量だとそれなりの人数が入るでしょうし、大きいので激しく動いて遊ぶため塩素投入をおすすめします。
この水量だと一度使ってすぐ排水は水道代がもったいないのでフィルター(濾過機)の設置をおすすめします。
水道代を考えれば安いです。(Amazonで¥9,000程度)
塩素とフィルターを組み合わせて安全なプール遊びを楽しみましょう。




水道代節約にもなって衛生管理のためにおすすめです。


塩素は高温と紫外線に弱く、濃度が下がりやすくなります。
なので、天気が良くて暑い日は特に注意が必要。
プールに入りたくなる日は基本的にそういった日だと思うので注意をしてください。
塩素についてもっと詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてください。


- 家庭用プールでも塩素は大事
- 多人数・プール水の使いまわし・殺菌されていない水は要注意
- 塩素濃度は「0.4~1.0ppm」を維持する(推奨は0.7ppm)
- 塩素は高温と紫外線に弱いので注意


水着や靴を急いで乾燥させたい!という人にオススメです


家庭でビニールプールを楽しむときに必要なものが下記の製品です。
安心安全な水で楽しい思い出を作りましょう!
①おすすめの塩素
➁おすすめの残留塩素濃度測定紙


③計量スプーン(あれば便利)


塩素の計量は金属製のスプーンは使用しないでください。(サビつきます)


万が一に備えてAEDの準備も大事です。
大切な人を守るためにも心強い味方になります。
- プールやお風呂での事故
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