【厚生労働省の情報を要点まとめで解説】レジオネラ症・レジオネラ属菌とは

【厚生労働省の情報を要点まとめで解説】レジオネラ症・レジオネラ属菌とは レジオネラ症対策
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レジオネラ症・レジオネラ属菌という言葉を日常生活で聞くことは、ほとんど無いですよね。

だから、どのようなものなのか、どう対策をすればいいのかということがわからないと思います。

記事を書いている人(ロカキヤ

  • 水処理業界で14年以上
  • ろ過機器の設計から保守点検まで幅広く
  • 仕事で得た知識をわかりやすく解説

わかりやすくが
モットーです!

厚生労働省のホームページで解説してある内容をさらにわかりやすく解説します。

厚生労働省の解説もわかりやすいのですが、ここではさらに要点をまとめて

理解するのに時間がかからないようにしました。

普段の業務で忙しい方の時間節約の助けになれば幸いです。

この記事を読むとわかること
  • レジオネラ属菌とはどのようなものか
  • レジオネラ属菌の概要
  • もし、レジオネラ属菌にかかってしまったらどうすればいいのか

管理人
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参考記事[現役ろ過機屋が解説]レジオネラ属菌が出た場合の対処の流れと対策法

【厚生労働省の情報を要点まとめで解説】レジオネラ症とは

レジオネラ症(legionellosis)は、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)を代表とするレジオネラ属菌による細菌感染症です。主な病型として、重症の肺炎を引き起こす「レジオネラ肺炎(在郷軍人病)」と、一過性で自然に改善する「ポンティアック熱」が知られています。レジオネラ肺炎は、1976年、米国フィラデルフィアにおける在郷軍人集会(Legion)で集団肺炎として発見されたところから、legionnaires’ diseaseと命名されました。これに対して、ポンティアック熱は、1968年に起こった米国ミシガン州ポンティアック(Pontiac)における集団感染事例にちなんで命名されました。

厚生労働省HP レジオネラ症より
要点まとめ
  • レジオネラ属菌による感染症
  • 重症の肺炎を引き起こす「レジオネラ肺炎」
  • 一過性で自然に改善する「ポンティアック熱」
  • 1976年の米国フィラデルフィアにおける在郷軍人集会(legion)での集団肺炎がレジオネラ肺炎
  • 1968年の米国ミシガン州ポンティアックでの集団感染がポンテイアック熱

【厚生労働省の情報を要点まとめで解説】レジオネラ属菌とは

レジオネラ属菌とは、自然界(河川、湖水、温泉や土壌など)に生息している細菌で、感染するとレジオネラ症を引き起こします。レジオネラ属菌は現在までにおよそ60種類が知られており、その中でも、レジオネラ・ニューモフィラは、レジオネラ肺炎を引き起こす代表的なレジオネラ属菌の1種とされています。

厚生労働省HP レジオネラ症より
要点まとめ
  • 自然界(河川、湖水、温泉や土壌など)に生息
  • 感染するとレジオネラ症を引き起こす
  • 約60種類確認されている・レジオネラ肺炎を引き起こす1種として「レジオネラ・ニューモフィラ」がある

【厚生労働省の情報を要点まとめで解説】レジオネラ症の症状は?

レジオネラ症の潜伏期間(感染してから症状が出るまでの期間)は、2~10日です。レジオネラ症の主な病型としては、重症のレジオネラ肺炎と軽症のポンティアック熱が知られています。

レジオネラ肺炎は、全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、咳や38℃以上の高熱、寒気、胸痛、呼吸困難が見られるようになります。まれですが、心筋炎などの肺以外の症状が起こることもあります。また、意識レベルの低下、幻覚、手足が震えるなどの中枢ちゅうすう神経しんけい系の症状や、下痢がみられるのもレジオネラ肺炎の特徴とされています。軽症例もあるものの、適切な治療がなされなかった場合には急速に症状が進行することがあり、命にかかわることもあります。

これに対して、ポンティアック熱は、突然の発熱、悪寒、筋肉痛などの症状がみられますが、またそれらは一過性のもので、自然に治癒します。

厚生労働省HP レジオネラ症より
要点まとめ
  • 潜伏期間は「2~10日」
  • 主な病型は「レジオネラ肺炎」と「ポンティアック熱」
  • 全身倦怠感、頭痛、食欲不振、筋肉痛から始まる
  • 咳、高熱、寒気、胸痛、呼吸困難
  • 心筋炎などの肺以外の症状が起こることも
  • 意識レベルの低下、幻覚、手足が震える中枢神経系の症状や下痢
  • 適切な治療がなされなければ命にかかわることもある

【厚生労働省の情報を要点まとめで解説】レジオネラ属菌はどのように感染しますか?

レジオネラ症は、主にレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)の吸入などによって、細菌が感染して発症します。レジオネラ属菌はヒトからヒトへ感染することはありません。

1.エアロゾル感染

 レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾルを吸入することによって感染します。代表的なエアロゾル感染源としては、冷却塔水、加湿器や循環式浴槽などが報告されています。

2.吸引・誤嚥ごえん

 エアロゾル感染以外に、温泉浴槽内や河川で溺れた際に汚染された水を吸引・誤嚥したことによる感染事例が報告されています。

3.土壌からの感染

 レジオネラ属菌が汚染された腐葉土の粉じんを吸い込んだことが原因と推定される感染事例が報告されています。

厚生労働省HP レジオネラ症より
要点まとめ
  • エアロゾル感染
    レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)を吸引することで感染
    代表的な感染源として冷却塔水、加湿器、循環式浴槽がある
  • 吸引・誤嚥(ごえん)
    温泉浴槽や河川で溺れた際に汚染された水を吸い込んでしまうことによる感染
  • 土壌からの感染
    汚染された腐葉土や粉じんを吸い込んだことによる感染

加湿器等からのレジオネラ属菌感染を防ぐためにはどうしたらよいですか?

超音波振動などの加湿器を使用するときには、毎日水を入れ替えて容器を洗浄しましょう。レジオネラ属菌は60℃では5分間で殺菌されるので、水を加熱して蒸気を発生させるタイプの加湿器は感染源となる可能性は低いとされています。

また、循環式浴槽(追い炊き機能付き風呂・24 時間風呂など)を備え付けている場合は、レジオネラ症を予防するため、浴槽内に汚れやバイオフィルム(生物膜。細菌で形成される「ぬめり」。)が生じないよう定期的に洗浄等を行うなど、取扱説明書に従って維持管理しましょう。汚れや「ぬめり」を落としてレジオネラ属菌が増殖しやすい環境をなくすことが大切です。

厚生労働省HP レジオネラ症より
要点まとめ
  • 超音波振動式の加湿器は毎日水を入れ替えて洗浄する
  • レジオネラ属菌は60℃では5分間で殺菌されるため加熱式の加湿器はリスクは低い
  • 循環式浴槽(追い炊き機能付き風呂・24時間風呂など)は浴槽内に汚れやバイオフィルム(ぬめり)を落として菌の増殖がしにくい環境をつくる

ロカキヤ的ポイント

レジオネラ属菌はバイオフィルムの中に生息しているアメーバ内に寄生して増殖します。
アメーバ内にいるレジオネラ属菌は塩素が効きにくい特性があります。
そのため、バイオフィルムの除去はレジオネラ属菌の対策に効果的です。

追い焚き浴槽のレジオネラ属菌対策にはプロのクリーニングがおすすめ

自宅に追い焚き機能付き浴槽がある場合はプロのクリーニングをおすすめします。

厚生労働省が公衆浴場等の不特定多数の人が入る施設では年に1回の配管洗浄を推奨しています。

そのため、年に1回は実施することをおすすめします。

配管洗浄をしてくれる業者さんをすぐに探せますのでよければどうぞ。

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レジオネラ症の治療は?

レジオネラ肺炎はレジオネラ属菌による細菌感染症なので、マクロライド系、ニューキノロン系やリファンピシン等の抗菌薬で治療することができます。早期診断、早期治療が重要です。

これに対してポンティアック熱は、自然に軽快することが多く、抗菌薬なしでも数日以内に改善します。

厚生労働省HP レジオネラ症より
要点まとめ
  • レジオネラ肺炎は細菌感染症
  • マクロライド系、ニューキノロン系やリファンピシン等の抗菌薬で治療
  • 早期診断・治療が重要
  • ポンティアック熱は自然に軽快が多いため抗菌薬なしでも数日で改善

レジオネラ属菌に対するワクチンはありますか?

現在のところ、予防できるワクチンはありません。

厚生労働省HP レジオネラ症より

レジオネラ症の発生状況は?

国立感染症研究所の報告によると、国内の発生例は一年中みられますが、特に7月、9月に多く、温泉への入浴や旅行と関連してみられることがあります。また国内だけではなく、海外旅行中に感染したレジオネラ症の報告が増加してきており、直近10年間は、中国、韓国、トルコ、イタリア、台湾などでの感染が疑われる事例が多いです。

厚生労働省HP レジオネラ症より
要点まとめ
  • 発生例は一年中見られるが、特に7月9月が多い
  • 温泉入浴や旅行が関係している
  • 海外旅行中に発症している方が増加中
  • 直近10年間は中国、韓国 トルコ イタリヤ、台湾などの事例あり

レジオネラ症の日本での患者数は?

レジオネラ症は、1999年(平成11年)の感染症法の施行に伴って、全てのレジオネラ症感染者は都道府県に報告されるようになりました。1999年からのレジオネラ症の届出患者数は、図のようになっています。

近年の検査法の開発・普及に伴い、報告件数は増加傾向にあります。

厚生労働省HP レジオネラ症より
画像出典:厚生労働省HP レジオネラ症より
要点まとめ
  • レジオネラ症感染者は1999年から都道府県で報告されている(感染症法の施行に伴って)
  • 報告件数は増加傾向にある
  • 検査法の開発・普及も一因

レジオネラ属菌の感染のリスクが高い人は?

高齢者や新生児は肺炎を起こす危険性が通常より高いので、注意が必要です。また、大酒家、喫煙者、透析患者、移植患者や免疫機能が低下している人は、レジオネラ肺炎のリスクが高いとされています。

厚生労働省HP レジオネラ症より
要点まとめ
  • 高齢者や新生児が感染リスクが高い
  • 大酒家、喫煙者、透析患者、移植患者等「免疫機能が低下している人」もリスクが高い

レジオネラ症はどのように診断されますか?

医療機関では、培養、尿中レジオネラ抗原検査、遺伝子検査(LAMP法)や血液中の抗体検査などを用いて検査することができます。いずれかの検査が陽性となった場合にレジオネラ症と診断されます。

ただし、尿中のレジオネラ菌体の一部(レジオネラ抗原)を見つける尿中レジオネラ抗原検査は、過去に感染したことがある場合には、検査結果が陽性となることがあります。そのため、検査の結果が陽性であったとしても、必ずしも現在のレジオネラ感染を示しているわけではありません。

厚生労働省HP レジオネラ症より
要点まとめ
  • 培養、尿中レジオネラ抗原検査、遺伝子検査(LAMP法)、血液中の抗体検査等で検査する。
  • 尿中レジオネラ抗原検査は過去に感染したことがあっても陽性となることがある。

医師がレジオネラ症を診断したら、どうしたらよいでしょうか?

レジオネラ症は、感染症法上の四類感染症に分類されております。全数報告対象であるため、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出なければいけません。発生届様式はこちらです。

厚生労働省HP レジオネラ症より
要点まとめ
  • レジオネラ症を診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出なければいけない

レジオネラ菌対策で有効なのが次亜塩素酸ナトリウム

コメント

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