
RO水?逆浸透膜?ってなんだろう・・・?

聞いたことはあるけどよくわからない・・・

大丈夫、14年以上水処理業界で働いている私がわかりやすく説明します。
この記事では
- RO膜(逆浸透膜)とは
- RO水とは
- RO水と天然水の違い
- まとめと濾過機屋目線の補足
を説明していきます。
この記事を読めばRO膜についてカンタンに理解できます。
専門用語をなるべく使わないように図解も入れてわかりやすく説明していきます。
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家族が多い、料理に使うといった使用量が多い(2L/日以上)人であればウォーターサーバーのほうがいいです。
一番の利点は「時短」です。
浸透膜とは
「逆」浸透膜があるという事は浸透膜もあるのでまずはこちらから説明します。

もう知ってるよ!という人は目次から飛んでね!
浸透膜
純水と不純物を含んだ水(以下、不純水)を半透膜をへだてた容器に入れると
浸透圧のカンケイで純水の一部が不純水側に移動していきます。

不純物の入っていない水。混じりけの無い水。
純水を赤ちゃんとすると不純水はヤンキーという感じ。
逆浸透膜
不純水側に圧力をかけると半透膜を水分子のみが通り、純水側が増えます。
そうすることによって、不純物を含まない純水のみを取り出すことが出来ます。


赤ちゃんが増えてヤンキーが詐欺師になって、より凶悪になったようなイメージ
RO水(逆浸透膜水)とは

ウォーターサーバーでよくRO水を使用したものがあります。
水をRO膜(逆浸透膜)に通して不純物を取り除いた水(純水)がそうです。
そこにミネラル分を加えて完成です。
カルシウムやマグネシウムといった水の硬度にかかわる成分のこと。
硬度の詳細はこちら→【水処理のプロがわかりやすく解説】軟水と硬水とは?特徴と使い分け方を徹底解説。
美味しさのためにメーカー独自の配合で加えます。
RO膜水(逆浸透膜水)のメリット
- 飲み水のおいしさはミネラル分の配合量のバランスで決まるため自由に味を作ることが出来る。
- 不純物を限界まで取り除くため、赤ちゃんのミルク作りに最適
- 採水地に関係なく品質が安定している。
- 値段が安い
天然水とは

天然水は地下水や河川の水を飲むことが出来る基準内に入るぐらいの濾過殺菌処理を施したものです。
ミネラル分も残しているので採水地によって味に違いがあります。
軟水か硬水かはミネラル分量で決まるので変わってきます。
軟水硬水の詳細はこちら→【現役ろ過機屋が解説】軟水と硬水とは?特徴と使い分け方を徹底解説。
天然水を楽しみたいならこちら→【水処理のプロが厳選】本当におすすめするウォーターサーバー【もう迷わない】
天然水のメリット
- 採水地によってミネラル分の配分が違うため自分好みの味を選ぶことが出来る。
- どうしても硬水が飲みたい!という方は天然水一択です。
まとめ:RO膜水(逆浸透膜水)と天然水は好みに応じて選ぼう

- RO膜は水の中にある不純物を限界まで取り除いた純水を取り出すためのもの
- RO膜水は純水にミネラル分をいい感じに加えておいしくした水
- RO膜水は高性能のろ過装置を通しているので赤ちゃんにも安心
- 天然水は自然の水を飲用に適する程度に濾過殺菌処理した水
- 天然水は自分好みの味を選ぶ楽しみがある。
RO膜は最高のろ材で不純物と極限までろ過して純水にすることが出来る位の精度のモノなので非常に安心出来ます。
赤ちゃんに飲ませるのであればより安全なRO水の方が良いですよ。
ちなみにRO膜(浸透膜)は海水から真水を作る事が出来るため中東では海水淡水化ビジネスに活用されています。
※注意点
RO水及び天然水からは塩素分を除去していることが多いため出した分は早めに飲み切ってください。
例えば、ペットボトルに入れて口を付けて飲んだ後に常温で放置するのはなるべく避けたいですよね。
それと同じです。
水処理屋が選ぶおすすめのRO水のウォーターサーバー

家族が多い、料理に使うといった使用量が多い(2L/日以上)人であればウォーターサーバーのほうがいいです。
一番の利点は「時短」です。
他タイプの浄水器も興味がある人はこちら→【初心者向け】6種類の浄水器を水処理のプロが超わかりやすく解説。【失敗しない選び方】
[…] 参考[現役ろ過機屋が解説]RO膜(逆浸透膜)水とは。天然水との比較も。 […]