料理に欠かせないものといえば何でしょうか?
鍋でしょうか?包丁でしょうか?食材でしょうか?
どれも大事です。中でも重要なものは「水」です。
食材を洗う、煮る、蒸す、炒める、漬ける、溶かす、割る 等。
色々な場面で活躍してくれます。
料理という舞台で主役を引き立てる名脇役として欠かせない存在です。
その名脇役をさらに磨き上げるのが浄水器の役割になります。
でも浄水器ってたくさんの種類が出ていて何を選べばいいんだろう・・・と思いませんか?

蛇口に取り付けたり、キッチンに置いてみたり・・・種類がありすぎる・・・

何かゴミとかを除去できるんでしょ?中身はよくわかんないけど・・・
正直いって、何を選んだらいいのかよくわからないですよね?

大丈夫です!水処理の専門家がわかりやすく説明します。
この記事は
料理好きの人で初めて浄水器を付けてみようかなと思っている人に
普段はろ過機等を取り扱っている会社につとめている管理人がめちゃめちゃわかりやすく噛みくだいて解説します。
難しい言葉はなるべく使わないように心がけていきますので安心してくださいね。
まずは結論から

詳しくは後で説明していくよ!
浄水器設置データ
現在、どのタイプの浄水器が多く使用されているのかというデータが浄水器協会の調べで出ています。
2021年の調査結果では以下のようになっています。
1位 蛇口直結型 60%
2位 ポット・ピッチャー型 19%
3位 ビルトイン型 18%
4位 据置型 6%
浄水器協会調べ(公式HP)
蛇口直結型が圧倒的に多いんですね。
手軽に使えるし料理などの使い勝手もいいからこの結果を見るとやっぱりそうだよなぁという感想です。
浄水器を付けるメリット
水道水には安全のために塩素が入っています。
塩素について詳しくはこちら→【水処理のプロが解説】次亜塩素酸ナトリウムについてわかりやすく。活用方法もわかる。
塩素は殺菌の過程で独特のカルキ臭を放ちます。(プールの臭いと言えばわかりやすいでしょうか)
このカルキ臭が飲む時や料理に使うことで風味を損なっておいしさに影響を及ぼします。
そのため、浄水器を使って塩素を除去すると、よりおいしく飲んだり食べたりできるんです。

使ってみると違いがわかります。
浄水器を付けるデメリット
新しいものを導入するとお金はかかります。
とはいえ、普段ペットボトルの水を購入しているという方はペットボトル代と比べればそれほどかからないことが多いです。

ペットボトルの削減にもなって地球にも優しいですよね。
浄水器の種類

浄水器は大きく分けて6種類あるよ!

蛇口に直接取付出来るので設置場所がコンパクトで浄水量も多めなのでコスパと使い勝手のバランスが取れている。
浄水器入門として個人的におすすめです。

キッチン下に取り付けるので見た目がスッキリする。
蛇口ごと交換工事が必要なので新築やリフォーム時に検討するのがいいかと。
主要3メーカーの比較はこちら→【2022年版】ポット型浄水器「ブリタ」「東レ」「三菱ケミカルクリンスイ」の全モデルを比較。自分にピッタリな選び方を解説。

一番手軽に利用出来るが浄水量が少なめなので料理などで水を多く利用したい人には不向き。
持ち運びが出来るので蛇口から遠い所で利用したい場合には役立つ。

基本はアンダーシンク型と同じ。違いは蛇口にフィルターカートリッジが内蔵されているため非常にコンパクトで見た目もいい。
しかし大型化出来ないためフィルターカートリッジの寿命は短め。

最近は浄水型のウォーターサーバータイプがメイン。
いつでも冷水と温水が楽しめるので非常に便利。レンタルなので他のタイプと比べてランニングコストは高めのことが多い。
もっと詳しく知りたいなぁとなったらこちら→【初心者向け】6種類の浄水器を水処理のプロが超わかりやすく解説。【失敗しない選び方】
料理好きにおすすめ浄水器はこの4種類
蛇口直結式浄水器
使い勝手とコスパのバランスが非常に高いのが特長。
浄水器を使いたいと思ったらまずは検討するべきタイプ。
管理人的には一番おすすめ。
デメリットは取り付け不可の蛇口があること。

取り付けが不安だなぁという人は浄水ポット型がおすすめ!
パナソニック
人気No1いわずと知れたパナソニック
フィルターカートリッジの寿命が長い半年~1年なので交換の手間が減る。
交換が面倒な人にお勧め。
フィルターの位置が背面のみなので蛇口の形状に注意。
フィルター寿命が長いということはカートリッジの大きさも大きくなるので注意。
濾過流量:1.8L/分(水圧100Kpa)
フィルター寿命:2000L 6ヶ月(1日10L換算)
高寿命タイプの場合は4000L 1年 (1日10L換算)
東レ
フィルターカートリッジの位置が側面と背面の2パターンあり。
好みに応じて選べる。
濾過流量が多い。
濾過流量:3L/分(水圧記載なし)
フィルター寿命:600L 2ヶ月(1日10L換算)
高寿命タイプの場合は1500L 5か月 (1日10L換算)
三菱ケミカルクリンスイ
中空糸膜のパイオニア企業。濾過速度は一番遅く、丁寧なろ過をしているイメージ。
中空糸膜について詳細はこちら→【専門家が超わかりやすく解説】家庭用浄水器によく使用されている5種類のろ過材について
濾過流量:1.6L/分
フィルター寿命:900L 3ヶ月(1日10L換算)

・・・で、結局は何がいいの?

わかりました!おすすめはこれです!
一番おすすめは浄水スピードが早い東レトレビーノのカセッティ206SMXです。
据置式浄水器
アルカリ性から酸性までPH値を変えることが出来るものが主流。

料理に合わせたPH調整や洗顔や食器洗いまで様々な用途に適用する高機能が売り。
機能を求める人にはこれがいいですね。
デメリットは本体代金がそれなりにします。
パナソニック
高機能でスリムタイプなので置き場所も確保しやすいですね。
フィルターカートリッジの寿命は2年なので交換の手間は少なくてすみます。
フィルターの位置が背面のみなので蛇口の形状に注意。
導入時の金額は高めですが長期間使うのであれば他タイプと比べてランニングコストは抑えられます。
濾過流量:2L/分(水圧100Kpa)
フィルター寿命:12000L 2年(1日15L換算)
ポット式浄水器
蛇口に取り付け出来るか不安な人や手軽に始めたいという人にはおすすめ
蛇口から離れた所に持ち運んで使いたい!という人にも。
デメリットは冷蔵庫内の保管スペースが必要なところ。
お鍋が重い場合なんかはポットを持っていけばいいのでこちらのほうが使い勝手はいいですね。
三菱ケミカルクリンスイ
水道水がサビっぽい味がする(物件が古い場合に多い)ような人で濾過性能を求める人にはこちら
レビュー記事はこちら→【水処理のプロ目線】三菱ケミカルクリンスイ浄水ポットはこんな人におすすめ!口コミやメリット・デメリットも解説

用途に合わせたフィルターカートリッジが用意されているのはろ過機屋としては嬉しい!
三菱ケミカルクリンスイの浄水に対する真摯な開発姿勢が垣間みれます。
浄水器型ウォーターサーバー
いつでもキンキンに冷えた水や温かい飲み物を飲みたいという時短優先の人はこれ。
冷蔵庫に入れて冷やしたりお湯を沸かしたりする必要がないので寝起きや帰宅後にすぐに使いたい!
という人にはおすすめです。
ランニングコスト(レンタル費用・電気代)が他と比較すると高め
他のウォーターサーバーも気になる人はこちら→【失敗しない選び方】水処理のプロが厳選。タイプ別に本当におすすめするウォーターサーバー【もう迷わない】
まとめ:料理好きの人は蛇口直結型・浄水ポット型・据置形・ウォーターサーバー型から選べばOK!
ひとり暮らしの場合は賃貸住宅が多く使用量もかぎられます。
なので手軽に使えるコンパクトなものがおすすめ。
ランニングコストがかかってもいい人で便利さを重視したい人はウォーターサーバー型がおすすめです。
ウォーターサーバーについて詳しく知りたい人はこちら→【失敗しない選び方】水処理のプロが厳選。タイプ別に本当におすすめするウォーターサーバー【もう迷わない】
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