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どうもロカキヤです。
- 2007年から水をキレイにする仕事をして15年
- 家庭用浄水器をプロ目線で調べてユーザー目線で実際に使い倒す人
- 専門知識を活かして初心者でもわかるように解説する人
いきなりですが、いつも飲んでいる水は安全ですか?
・・・不安になるようなことを言ってすみません。
でも改めて聞かれると、普段飲んでいる水の水質を気にすることはほとんどありませんよね。
日本の水は安全と言われています。
しかし、昨今PFAS問題等が発生して必ずしも安全とは言えなくなっています。
こちら→【リスクあり?】厳しくなったPFAS(有機フッ素化合物)規制値。除去できるおすすめの浄水器を徹底解説。
そこで実際に自分が飲んでいる水道水の水質が安全なのか、調べ方を説明します。
問題あるか無いかわからない状態が一番不安なのでパッと調べられるものも紹介していますので安心してくださいね。
まず結論から、
日本の水道水は基本的には安全。
しかし、浄水場を出た後にも不純物の混入の可能性があるから浄水器で自衛するのがおすすめ!
水質の調べ方には大きく分けて3パターンあります。
・公益社団法人「日本水道協会」HP内の水道水質データベースなどのウェブ情報を活用
・各自治体の水道局に直接電話で聞く
・個人で依頼可能な水質検査会社に依頼する
詳しく説明していきます!
日本は水資源が豊富で、一般的に水道水は高い水質を保っています。
日本の水道水は、「水道法」に基づき厳しい水質基準を満たす必要があります。
基準は、厚生労働省が定めた50項目以上の検査項目に基づいていているんです。
日本の水道水は、世界的に見ても非常に安全性が高いと評価されています。
これは、厳しい基準に基づいて水道水の品質管理を行っているからです。
日本の水道水は基本的に安全性が高いんだ。
水道水の水質は、いくつかの主要な要素によって決まります。
ここでは、特に注目すべきいくつかの項目について説明します。
- 硬度:水中に含まれるカルシウムやマグネシウムの量を示し、これが多いと水は「硬水」、少ないと「軟水」と呼ばれます。日本では多くの地域が軟水に分類されますが、地域によって差があります。
>>【水処理のプロが解説】軟水と硬水の違いとは?家事で役立つ使い分け方を徹底解説。 - pH値:水の酸性度やアルカリ性度を示します。pH7が中性で、それ以上はアルカリ性、それ以下は酸性を示します。日本の水道水はpH6.5から8.5の範囲に収められています。
- 塩素濃度:水道水の消毒に使用される塩素の濃度です。安全な水を供給するために必要ですが、味や臭いに影響を与えることがあります。
- 重金属やミネラル含有量:水中に含まれる鉛、銅、鉄などの重金属や、ミネラルの量も水質に影響を与えます。
比較的有名な水質基準に関わる物質をわかりやすく説明しました。
水道水の水質を調べる方法は、以下の3つの方法が一般的です。
1. ウェブ上で情報を確認する
ほとんどの自治体や日本水道協会では、ウェブサイトで水道水の水質検査結果を公開しています。
ここを確認することで地域ごとの水質データを確認することができます。
この情報は、定期的に更新されており、信頼性があります。
>>水道水質データベース(日本水道協会)
2. 水質検査キットの使用
市販の水質検査キットを使用すると、自宅で簡単に水質をチェックできます。
硬度、pH、塩素濃度など、基本的な項目を短時間で測定できるため、手軽に水質の傾向を把握できるんです。
限られた項目で手軽に出来るため気になる項目をピンポイントで調べたい時に有効な方法です。
硬度測定はこちら
硬度と塩素濃度両方測定した方はこちら
塩素濃度のみ測定したい場合はこちら
PH値を測定したい方はこちら
3. 専門機関での検査
我が家の蛇口から出てきた水の水質分析が知りたい方は、専門の検査機関に依頼することができます。
安心感は一番ですが、結構費用がかかるのがネック。
ネットで申し込みが可能な検査会社があるので興味がある方はどうぞ!
日本は広い国土を持ち、各地域によって水源や気候が異なるため、水質にも特徴があります。
- 都市部の水質:都市部では、多くの人口を支えるために大規模な水処理が行われます。その結果、水質は安定していますが、塩素の影響で独特の風味が感じられることがあります。
- 山間部や農村部の水質:これらの地域では、地下水や山からの清流が水源となることが多く、自然由来のミネラルが豊富に含まれる傾向があります。
- 沿岸地域の水質:沿岸地域では、海水の影響を受けやすいため、塩分濃度が高くなることがあります。これに対応するために、特別な水処理が行われる場合もあります。
日本の水道水は高い安全性を誇ります。
とはいえいくつかの問題点や課題が指摘されている。
ここでは日本の水道水に関する主な問題点を上げます。
1. 塩素の残留臭
水道水の安全性を確保するために、水道水に塩素を入れて消毒を行っています。
しかし、塩素によって水道水に特有の臭いや味が出てくる。
それにより、飲み水や料理への影響がある。
>>【水処理のプロが解説】次亜塩素酸ナトリウムとは?超わかりやすく解説。4つの注意点も。
2. 老朽化した配管
老朽化した建物内では古い配管がまだ使用されている地域があります。
これらの老朽化した配管は、時間とともに劣化し、さびや鉛などの有害物質が水に溶け出すリスクが出てくる。
>>【知らなきゃ損!】サビの味がするマズイ水道水の原因と対策。おすすめの浄水器4選。
3. 有機フッ素化合物(PFAS)問題
有機フッ素化合物(PFAS)は、フッ素原子が炭素鎖に結合した化学物質の総称です。
これらの化合物は、耐熱性、耐油性、耐水性などの特性を持ち、多くの産業製品や消費者製品に使用されています。
例えば、
・防水加工された衣類
・フライパンなどの調理器具
・消火剤
などに使われていました。(今は使われていません。)
主に炭素とフッ素からできた「有機フッ素化合物」の総称です。
ほとんどが人工的につくられたもので、4730種類以上あります。
水や油をはじき、熱に強い特徴があり、自然界ではほぼ分解されません。
環境中や人体に長く残るため、「永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル)」とも呼ばれています。
>>【知らなきゃ損!】厳しくなったPFAS(有機フッ素化合物)規制値。除去できるおすすめの浄水器を徹底解説。
4. 外部からの混入
水道局を出てから、家の蛇口までの間で異物が混入するケースです。
>>高砂町1丁目25番街区の水道水の異臭について(室蘭市HPへ)
2021年に北海道室蘭市高砂町の一部住宅で水道水へのベンゼン混入事故が発生しました。
原因はガソリンスタンドで燃料漏洩事故が発生したため。
土壌に流出した燃料内のベンゼン成分が水道水配管内に浸透して水道水に混入しました。
- 漏洩時期:2020年10月以降
- レギュラーガソリン管の異常を発見:2021年7月11日
- 漏洩量:推定2,100L
- 今後の対応:周辺住民への健康調査、土壌や地下水の浄化作業
そもそもの原因は配管や埋設タンクの劣化によるガソリンの漏洩。
そして、定期点検を怠ったことによる発見の遅れ
定期点検の重要性がわかりますね。
>>【後悔する前に】水道水ベンゼン混入事故から学ぶ大切な人を守る方法
日本の水道水の安全性とリスクがわかりました。
この記事を読んでいただいている方は、
・水に対する情報感度が高い
・水への安全性への意識を持っている
・自宅の水道に不安を持っている
と思います。
そこで、家庭でも出来る対策法をあげます。
1. 浄水器の利用
ボクが一番おすすめする方法は浄水器を利用することです。
浄水場を出る時は厳格な検査を受けて合格した水が送られているため安心ですが、その後の蛇口から出てくるまでは不純物が混入するリスクがあります。
浄水器であれば、気になる物質を飲む直前に除去できるから安心です。
他のメリットは味や匂いが改善されます。
これは設置してすぐに感じることが出来るからこれを目的として設置しても後悔はしません。
飲めばすぐもわかるレベル!料理にもガンガン使えちゃう。
>>【完全保存版】種類別おすすめ浄水器を徹底比較して簡単な選び方を解説
2. その他の対策
水を煮沸することで、一部の微生物を除去することができます。
また、特定の水質が気になる場合は、ボトルウォーターを購入することも一つの選択肢です。
日本の水道水は全体的に高い水質を保っていますが、地域ごとに異なる特徴を持っています。
浄水場の出口では安全でも口に入るまでに不純物が入り込むリスクはあります。
そんなときは浄水器を使って自衛するのをおすすめします。
自分の住んでいる地域の水質を理解し、必要に応じて適切な対策を講じることで、より安全でおいしい水を楽しむことができます。
ぜひ、自宅の水質を一度確認してみてください。
検索方法(自治体名 水道局 水質)
北海道札幌市水道局:https://www.city.sapporo.jp/suido/overview/suishitu/result/index.html
仙台市水道局:https://www.suidou.city.sendai.jp/nx_html/03-suishitsu/03-000index.html
新潟市水道局:https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/jyogesuido/suido/suishitsu/j_kekka.html
東京都水道局:https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/suigen/data/
大阪市水道局:https://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000014772.html
名古屋市水道局:https://www.water.city.nagoya.jp/category/suidousuisitsu/144524.html
広島市水道局:https://www.water.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/10/6057.html
福岡市水道局:https://www.city.fukuoka.lg.jp/mizu/suishitu/machi/suishitsu-kekka/index.html
沖縄県企業局:https://www.eb.pref.okinawa.jp/water/80/181
北海道札幌:https://www.city.sapporo.jp/suido/overview/suishitu/topics/kensa.html
宮城:https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kankyo-t/20230620.html
新潟市:https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/jyogesuido/suido/suishitsu/pfos_pfoa.html
東京:https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/suigen/pfcs.html
大阪:https://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000499786.html
名古屋https://www.water.city.nagoya.jp/category/suidousuisitsu/146339.html
広島:https://www.water.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/10/225.html
福岡:https://www.city.fukuoka.lg.jp/mizu/suishitu/machi/fukuokasinosuidousuiniokeruyuukifussokagoubutuPFASnituite.html
沖縄:https://www.eb.pref.okinawa.jp/water/82/3017