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こんにちは、ロカキヤです。
普段はプールやお風呂の水をきれいにする仕事をして19年。
家庭用浄水器をプロ目線で調べて、ユーザー目線で実際に使い倒す浄水器ブロガーです。
- 2007年から水をキレイにする仕事をして19年
- 家庭用浄水器をプロ目線で調べてユーザー目線で実際に使い倒す人
- 専門知識を活かして初心者でもわかるように解説する人

YouTubeやXで「ウルオ」を見かけて、気になって検索してきた人が多いんじゃないでしょうか?
ポット型浄水器の「ウルオ(ULeAU)」、SNSや動画でおすすめされているのを見て、「本当に良い商品なの?」「ちょっと怪しくない?」と確認したくなった——そんな方のための記事です。
メーカーや広告が言わないことも、企業に忖度しない個人ブロガーだからこそ正直に書きます。
先に結論からいきますね。
- 向いている人:
・第三者機関のデータで裏付けられた安心感がほしい人
・銀イオン抗菌剤を避けたい人(金属アレルギーなど)
・工事不要で手軽に、水の味も良くしたい人 - 向いていない人:
・とにかく最安でPFAS対策したい人
・ろ過スピード重視の人
・「美容効果」を主目的に選ぼうとしている人
なぜそう言えるのか。スペックと第三者データ、そして口コミを順番に検証していきます。
ウルオは、浄水器の開発メーカーであるイーテック株式会社が手がけるポット型浄水器です。
「UL(潤い)」「ULTRA(超)」とフランス語で水を意味する「eau(オ)」が名前の由来。
水道水を注いで冷蔵庫に入れておくだけで使える、最も手軽なタイプの浄水器です。
まずは基本スペックを整理しておきましょう。
ウルオ(ULeAU)UL-035 基本スペック
| メーカー | イーテック株式会社 |
|---|---|
| 型番 | UL-035(ポット型) |
| 本体価格 | 7,800円(税別/カートリッジ1本付) |
| 容量 | 約1L・コンパクトサイズ |
| サイズ | 幅175 × 奥行80 × 高さ240mm |
| ろ材 | ミクロファイン活性炭(湿式成形)+天然鉱石 |
| 除去対象 | JIS13項目+アルミニウム/PFOS・PFOA |
| 抗菌剤 | 銀(銀イオン)不使用 |
| カートリッジ寿命 | 1日2Lで約4ヶ月/1日4Lで約3ヶ月(目安) |
| 原産国 | 日本製 |
※価格・仕様はメーカー公表値(執筆時点)。最新情報は公式・販売店でご確認ください。
価格は7,800円(税別)で、ポット型としては中〜やや高めの価格帯。
この価格に見合う中身があるのか、ここから掘り下げます。
ウルオを評価するうえで、私がいちばん注目しているのがここです。
2026年4月から、日本でもPFAS(有機フッ素化合物)のうちPFOS・PFOAが水道水質基準に格上げされ、合算50ng/L以下という基準が全国の水道事業者に義務づけられます。
「水道水は大丈夫?」という不安から、PFAS除去できる浄水器を探している人も多いはずです。
このとき大事なのが、メーカーがPFOS・PFOAの除去性能を公表しているかどうか。
私はいつも「除去項目を確認して選びましょう」とお伝えしていますが、ウルオはさらにその一歩先をいっています。
95%以上
PFOS・PFOAの除去率を
第三者機関が”数値”で証明
多くの安価なポット型は「除去対象物質にPFOS・PFOAを記載」しているだけですが、ウルオは日本食品分析センターによる通水検査を実施。ろ過後の浄水ではPFOS・PFOAともに検出されず、除去率95%以上が証明されています。「メーカー公表値を確認しろ」という私の基準を、さらに一段上の”第三者実測”で満たす数少ない製品です。
出典:日本食品分析センター 試験報告書/参考:環境省「PFASについて」(2026年4月から水道水質基準 PFOS+PFOA 合算50ng/L)
ポイントは、多くの安価なポット型が「除去対象物質の一覧にPFOS・PFOAを載せているだけ」なのに対し、ウルオは第三者検査機関(日本食品分析センター)の通水検査で、実測の除去率を示していること。
これは数ある浄水器の中でも珍しく、安心材料としては大きいです。

「載せているだけ」と「第三者が測って数値を出している」は、安心感がぜんぜん違うんですよね。
PFASそのものについて詳しく知りたい方は、こちらの記事にまとめています。
>>【2026年最新版】専門家が解説。PFAS除去できる浄水器の選び方。おすすめ製品を徹底解説。
PFAS以外の浄水性能も見ておきましょう。
ウルオは、水道水の遊離残留塩素・濁り・カビ臭・トリハロメタン・溶解性鉛といったJIS13項目に加えて「アルミニウム」まで除去できる高性能タイプです。
特徴的なのが、和紙をすく技術を応用した「湿式成形活性炭(ミクロファイン活性炭)」を採用している点。
一般的な粒状活性炭よりも目が細かく、通常のポット型では取りきれない細かな汚れ(濁り)まで捕捉できる、という設計です。
ここは技術的に見て妥当な作りで、浄水器の中身としては素直に評価できる部分です。
>>【簡単にわかる】家庭用浄水器のフィルターカートリッジ。ろ過材5選!
さて、ここからが個人ブロガーの本領発揮です。
ウルオは
「ケイ素(シリカ)を含む18種類の天然ミネラルがプラスされる」
「保湿効果・デトックス効果・抗酸化作用があると言われている」と、美容・健康面を強く打ち出しています。
「女性にやさしい浄水器」というキャッチコピーもこの文脈です。
ここは、専門家として正直に線を引いておきたいところです。
専門家として「忖度なし」で評価すると…
◎評価できる点
- 「まろやかになった」「飲みやすい」という味の体感は口コミでほぼ一貫している
- 湿式成形活性炭の浄水性能そのものは技術的に妥当
- 第三者機関でPFAS除去を数値化している安心感
△冷静に見たい点
- 「保湿・デトックス・抗酸化」は“言われている”レベルの主張で、飲用ミネラルと美肌の直結を示す確かな根拠は乏しい
- ミネラル添加水が万人にとって”おいしい”とは限らない(独特の味と感じる声も)
- 美容効果を主目的に高評価するのはおすすめしない
整理すると、こうです。
味の体感(まろやかになる・飲みやすい)については、口コミでほぼ一貫しています。
ミネラル添加や活性炭の働きで口当たりが変わるのは十分あり得る話で、ここを否定するつもりはありません。
一方で、「飲んだミネラルが肌の保湿につながる」「デトックスされる」といった美容・健康効果は”言われている”レベルの主張で、確かな科学的根拠があるとは言いにくいのが実情です。
ミネラルウォーターを飲んだら肌がうるおう、という単純な話ではありません。

「水で美肌に」と言われると魅力的ですが、そこを主目的に選ぶのはおすすめしません。
あくまで「おいしくて安全な水」が本体で、美容効果はオマケくらいに考えるのが冷静な見方です。
メーカーや広告記事はこの美容面を前面に出しがちですが、ここを鵜呑みにせず判断材料を分けて考える。
これが後悔しない選び方です。
銀イオン抗菌剤”不使用”のメリットと考え方
ウルオのもうひとつの特徴が、銀(銀イオン)抗菌剤を使っていないことです。
一般的なポット型浄水器は、浄水に抗菌性を持たせるためカートリッジに銀イオンを配合しているものが多くあります。ウルオは天然鉱石のミネラルによる抗菌に取り組んでいて、銀という重金属を避けたい人、金属アレルギーが心配な人にとっては安心材料になります。
ただし、「銀不使用=そのまま衛生面で優位」と言い切れるわけではありません。どんなポット型でも、本体をこまめに丸洗いし、浄水は早めに飲みきるという基本の運用が前提です。ここはウルオに限った話ではないので、過度に期待しすぎないようにしましょう。
ネット上の口コミやレビューを、良い声・気になる声の両面から見てみましょう。
👍 良い口コミ
- 口当たりがまろやかになって感動した
- 喉の通りがスッと良くなった
- 5分ほどで浄水でき、思ったより早い
- 銀イオン不使用なので金属アレルギーでも安心
👎 気になる口コミ(正直に)
- フタが固く、給水がしづらいことがある
- ろ過スピードはやや遅め。すぐ使いたい時は不向き
- カートリッジの交換時期がわかりにくい
- ミネラル添加の独特の味が好みを分ける
良い口コミでは
「口当たりがまろやかになって感動した」
「喉の通りがスッと良くなった」
「思ったより早く浄水できた」といった、味と使い勝手への満足が目立ちます。
一方で気になる声として、
「フタが固くて給水しづらい」
「ろ過スピードがやや遅め」
「カートリッジの交換時期がわかりにくい」
「ミネラル添加の独特の味が好みを分ける」といった指摘もあります。
特にろ過スピードと交換時期のわかりにくさは、ポット型を選ぶうえで実用上のポイントになるので、購入前に知っておきたいところです。

ろ過が遅めなのはポット型全般の弱点でもあります。味噌汁を作っている間に水を入れて並行で浄水しておく、みたいな使い方なら気になりませんよ。
毎日使うものなので、ランニングコストも確認しておきましょう。
カートリッジの交換目安は、1日2Lの使用で約4ヶ月、1日4Lで約3ヶ月。
一般的なポット型カートリッジ(寿命100〜200L程度)より長寿命設計をうたっています。
交換用カートリッジは「ULF-10」で、定期お届けにすると割引もあります。
ここで、忖度なしブロガーとして正直に指摘しておきます。
ランニングコストの表記が、公式サイトでは「500mlあたり約4.8円」(=1Lあたり約9.6円)なのに対し、一部の販売店表記では「1Lあたり12円」と、情報源によって数字に幅があります。
どちらもメーカー系の情報ですが、購入前は最新の公式情報で実費を確認するのが安全です。

細かいところですが、こういう数字のブレはちゃんと見ておきたいポイント。
表記を鵜呑みにせず、自分の使用量で計算するのがおすすめです。
最後に、定番ポット型との棲み分けを整理します。
- とにかく安くPFAS対策したい → 活性炭入りなら数千円台の蛇口直結型でも対応できます。価格最優先ならウルオでなくてOK。
- 第三者データの安心感・銀イオン不使用・味の良さを取りたい → ウルオが候補に入ります。
- 知名度・入手性・実機比較データの豊富さ → ブリタ・クリンスイ・トレビーノなどの定番が有利。
つまりウルオは「最安狙い」ではなく、「データの裏付けと安心感、銀不使用にお金を払える人」向けの選択肢、という立ち位置です。
定番ポット型の比較はこちらにまとめています。
>>ブリタ・クリンスイ・トレビーノを比較|ポット型浄水器はどれがいい?全モデル徹底解説【プロ厳選】
ウルオ(ULeAU)を専門家目線で総括すると、こうなります。
- 第三者機関でPFOS・PFOA除去率95%以上が証明されているのは大きな強み
- JIS13項目+アルミ除去の浄水性能は技術的に妥当
- 銀イオン不使用は金属アレルギーが心配な人に安心
- 「18種ミネラル・美容効果」は”言われている”レベル。主目的にしない
- 価格はやや高め、ろ過は遅め、交換時期はわかりにくい——ここは正直なデメリット
「安さ最優先」ならもっと手頃な選択肢がありますが、「データの裏付けと安心感、銀不使用に納得して払える人」にとっては、検討する価値のあるポット型です。
過去は変えられませんが、未来に備えることはできます。大事な家族のためにも、納得できる一台を選んでくださいね。



