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「ダスキンの浄水器って、レンタルだけど結局高いんじゃないの?」
そんな疑問から、この記事にたどり着いた方が多いと思います。
掃除用品でおなじみのダスキン。
その浄水器を、契約前に冷静にチェックしておきましょう。
こんにちは、ロカキヤです。
2007年から、お風呂やプールの「ろ過設備(水をきれいにする機械)」を設計・保守する仕事をしています。
家庭用浄水器の販売はしていません。だからこそ、特定メーカーに肩入れせず、フラットに評価できます。
料金・性能・デメリットを、水処理の目線で正直にお話しします。
先に結論からお伝えします。
ダスキンの浄水器は、製品そのものは「ごく標準的」な蛇口直結型・据置型です。
本当の価値は製品性能ではなく、カートリッジ交換と本体交換を全部おまかせできる「仕組み」にあります。
一方で、料金は正直に言って高めです。
買い切り型の浄水器と比べると、年間コストは2〜3万円ほど差がつきます(後で計算します)。
つまり「お金を払ってでも手間をなくしたい人」に向いた選択肢、というのが私の評価です。
「なるべく安く済ませたい」という方は、この時点で買い切り型が有力候補になります。
各メーカーのコスパは、こちらの比較記事で確認できます。
>>クリンスイ/トレビーノ/パナ比較|蛇口直結型浄水器はどれがいい?
ダスキンの浄水器は、大きく分けて「蛇口に付けるタイプ」と「水栓ごと交換するタイプ」があります。
主力は蛇口直結型の「おいしい水プラス+2」です。まずはこの料金を見てみましょう。
| カートリッジ | 4週間レンタル | お試し料金 |
|---|---|---|
| 大流量タイプ | 2,530円 | 2週間0円/4週間759円 |
| 高除去タイプ | 3,300円 | 4週間990円 |
| 本体(初回のみ) | 使用料 1,100円 | お試し時は無料 |
※公式サイト基準の金額です。加盟店により2,260円〜など差があります。最新料金は店舗にご確認ください。
料金は「4週間ごと」の設定です。カートリッジ交換の周期に合わせた金額だと考えてください。
注意点として、上の金額は公式サイト基準です。実際の料金は加盟店(お店)によって差があります。
たとえば大流量カートリッジを2,260円で出している加盟店もあります。
正確な金額は、お住まいの地域の店舗に確認するのが確実です。
「おいしい水プラス+2」には、大流量タイプと高除去タイプの2つのカートリッジがあります。
ざっくり言うと、水がジャバジャバ出る「大流量」か、より多くの物質を取れる「高除去」かの違いです。
料理でたっぷり使いたいなら大流量、飲み水の安心感を優先するなら高除去、という選び方でOKです。
浄水器で一番大事なのが「どんな物質を取れるか」です。
ここは公式の試験結果で見ていきます。
ダスキン公式によると、除去できる項目数は次のとおりです(JIS S 3201という浄水器の試験規格に基づく数字です)。
出典:ダスキン公式「おいしい水プラス+2」商品ページ(2026年時点)
高除去カートリッジは、規格の対象17項目をすべてカバーしています。これは市販の高除去モデルと同じ水準です。
つまり「性能が突出して高い」わけではなく、「必要十分」というのが正直なところです。
最近話題のPFAS(ピーファス)。水道水にわずかに含まれることがある化学物質のグループです。
日本では2026年4月から、PFOS・PFOAという2物質が水道の正式な水質基準に格上げされました。
ダスキン公式は、このPFOS・PFOAを「除去率80%以上」確認済みと明記しています。
浄水器協会の規格(JWPAS B基準)の試験方法によるもので、根拠がはっきりしている点は評価できます。
>>浄水器の「JWPAS」とは?JISとの違い・適合マークの意味をプロが正直解説
PFASそのものが気になる方は、対策の全体像をこちらでまとめています。
>>厳しくなったPFAS規制値。除去できるおすすめの浄水器を徹底解説
ここが一番のポイントです。「レンタルは高い」という声の正体を、数字で確かめましょう。
大流量カートリッジは4週間ごとの交換なので、1年で13回前後になります。
| 項目 | ダスキン(レンタル) | 買い切り 蛇口直結型 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 本体使用料 1,100円 | 本体 3,000〜5,000円 |
| 年間ランニング | 約3.3万〜4.3万円 | 約1万〜1.5万円 |
| 交換の手間 | 定期配送・本体は訪問交換 | 自分で購入・交換 |
※買い切りは高除去カートリッジ使用を想定した参考値。使う水量で変動します。
ダスキンは年間で約3.3万〜4.3万円。買い切りの高除去タイプは、年間およそ1〜1.5万円です。
差額は年2〜3万円ほど。3年使えば6〜9万円の差になります。
この差を「高い」と見るか、「手間ゼロの安心料」と見るか。ここが判断の分かれ目です。
※買い切りの金額は、本体3,000〜5,000円+高除去カートリッジ代(年1〜1.5万円)を想定した参考値です。
使う水の量で変わります。
「レンタルなんて割高なだけでは?」と思うかもしれません。
でも、ボクはこの仕組みに一定のメリットを感じています。
仕事で扱う業務用のろ過設備では、フィルター交換の管理を利用者任せにしません。
保守契約を結び、私たちが定期的に訪問して交換・点検するのが基本の設計です。
理由は単純で、交換を先延ばしにするとトラブルが起きるからです。
現場では「もったいないから」とフィルター交換を遅らせた結果、
目詰まりで水の出が悪くなり、水質も落ちた例を何度も見てきました。
家庭用の浄水器も、構造は同じです。交換時期を過ぎたカートリッジは、
性能が落ちるだけでなく、内部で雑菌が増えるリスクもあります。
ダスキンのレンタルは、この「交換忘れ」を仕組みで防いでいます。
カートリッジが定期的に届き、本体も年1回スタッフが交換する。
業務用の保守契約を、家庭向けに落とし込んだ形です。
料金は高い。でも、その中身は「管理の外注費」だと考えると、意味のある出費だと私は思います。
>>浄水器のカートリッジを交換しないとどうなる?本当のリスクをプロが解説
良い面ばかりではありません。申し込む前に、次の3点は必ず押さえておいてください。
① ランニングコストは高め
くり返しになりますが、買い切り型と比べると年間2〜3万円ほど高くつきます。
「とにかく安く浄水したい」という目的なら、レンタルは向いていません。
② 一部の商品には解約の縛りがある
蛇口直結型の「おいしい水プラス+2」は、基本的にレンタルなので、やめたいときは返却すればOKです。
ただし「水栓一体型」やウォーターサーバーなど、一部の商品には最低利用期間や解約金が設定される場合があります。
工事をともなうタイプを選ぶときは、解約条件を契約前に必ず確認してください。
③ 除去できる項目は、カートリッジで差がある
大流量カートリッジは15項目、高除去カートリッジは17項目と、除去できる数が違います。
たとえば、水道管由来の「鉛(なまり)」をしっかり取りたいなら、高除去タイプを選ぶ必要があります。
安さで大流量を選ぶと、想定していた物質が取れていない、ということも起こり得ます。
実際の利用者の声を見ると、評価は比較的高めです。公式レビューでも平均4点台がついています。
良い口コミで多いのは、「水がおいしくなった」「ペットボトルを買わなくなった」「交換を任せられて楽」という声です。
一方で、気になる声もありました。目立ったのは「値上げの連絡が急だった」という不満です。
レンタル料金は改定されることがあるので、長く使う前提なら、この点は頭に入れておきましょう。
また「取り付け時に、蛇口の形状で追加料金がかかった」という声もありました。特殊な蛇口の方は、事前相談がおすすめです。
正直にお伝えすると、次のような方はダスキン以外を検討したほうが満足度は高いはずです。
「とにかくコスパ重視」という方は、買い切りの蛇口直結型が圧倒的に安上がりです。
>>クリンスイ/トレビーノ/パナ比較|蛇口直結型浄水器はどれがいい?
「そもそもどのタイプの浄水器が自分に合うのか分からない」という方は、まずタイプ選びから始めましょう。
ダスキンの浄水器は、契約前に「お試し」ができます。ここは大きな安心材料です。
大流量カートリッジは、2週間の無料お試しを実施している時期があります(キャンペーンは変更・終了する場合あり)。
自宅の水道で使ってみて、味や使い勝手を確かめてから決められます。
流れはシンプルです。公式サイトや店舗で申し込み→スタッフが取り付け→気に入ればそのまま契約、という3ステップです。
合わなければ返却すればOK。まずはお試しで実物を体感するのが失敗しないコツです。
ダスキンの浄水器を、水処理の目線でまとめます。
製品性能は標準的で、PFASにも対応。ここは合格点です。
ただし料金は高め。買い切り型と比べると、年2〜3万円ほど余分にかかります。
その差額の正体は「交換とメンテを丸ごと任せられる安心料」です。
手間を惜しまず安く使いたいなら買い切り型、手間をお金で解決したいならダスキン。
この線引きで選べば失敗しません。
どちらが自分に合うか迷ったら、LINEで気軽に相談してください。
あなたの水の使い方に合わせて、忖度なしでお答えします。
Q. ダスキンの浄水器は買い取りできますか?
主力の「おいしい水プラス+2」はレンタル専用です。買い取りたい方は、市販の買い切り型を選ぶことになります。
Q. カートリッジは自分で交換するのですか?
カートリッジは定期的に届き、ご自身で差し替えます。本体は年1回、スタッフが無料で交換します。
Q. お湯は使えますか?
「おいしい水プラス+2」は50℃までのお湯に対応しています。白湯づくりや、冬場の米研ぎに便利です。
Q. 一番安いカートリッジはどれですか?
公式基準では大流量カートリッジが最も手頃です。ただし除去項目は高除去タイプより少ない点に注意してください。

