お風呂の温度が上がらない!とお困りではありませんか?
今回はそのようなお悩みがある方の一助になればと思い作りました。
まず、ろ過機や昇温装置で一般的に使われるのは
- シェルアンドチューブ式(円筒型の熱交換器)
- プレート式(長方形の熱交換器)
- 電気ヒーター式
一般的に上記3タイプの方式が多く見られます。
電気ヒーター以外はろ過装置単独では昇温出来ません。
熱源が必要です。
熱源とは1次側(給湯)の温水のことで、これを受けて熱交換器内で昇温を行います。
そのため、装置自体に原因がある場合と1次側(給湯)側に原因がある場合があります。
下記にまとめておきますので原因を突き止める際の参考にして頂ければと思います。
ろ過機・昇温装置に原因がある場合
①お湯の循環量が少ない
- 循環ラインに空気が混入している。
- 空運転をしている。
- 循環ラインのバルブを開け忘れている。
- ヘアキャッチャのストレーナ閉塞状態(清掃不足)
- 濾過材の詰まり(汚れが溜まっている状態)
- 熱交換器の詰まり(温泉を利用しているところは温泉スケール付着により)
➁温度調節弁の動作不良
温度調節弁の操作部(モーター)の故障により動作しない状態。
③温度調節機の動作不良
温度調節機がきちんと動作しない(温めろ!という信号を出さない・センサー感知信号を受け付けない等)
④温度センサー不良
温度センサー自体の感度が落ちている(センサーに汚れ付着・センサー故障等)
1次側温水(給湯)に原因がある場合
- 温水の温度が低い(ボイラー異常等)
ボイラーの以上の可能性が高いためボイラー業者さんに見てもらう必要があります。 - 温水循環ポンプ不良
1次側の温水を循環するためのポンプが故障(動作していなかったり・インペラ(羽根車)の劣化等) - エア混入による循環不良
1次温水側の循環配管内でエア貯まりが出来ていて循環出来なくなっていたり、循環量が減ってしまっている。 - Y型ストレーナ等の異物除去のための機器が閉塞している。
1次温水側の循環配管経路に異物除去のためのストレーナが設置されている場合、閉塞している可能性があります。
解消するにはストレーナの清掃が必要です。
[補足情報]電気ヒーター式と直接ボイラー昇温している場合は?
電気ヒーター式の場合
上記原因に加えて、ヒーター本体不良の可能性があります。
特に空運転をするとヒーター故障の原因になる。
電気ヒーター故障の場合はブレーカーが落ちて運転不能に陥ることが多いので見分ける一つの現象として見て下さい。
直接ボイラーや給湯器に通している場合
この場合も上記に加えてボイラー不良の可能性があります。
ボイラー不良であればボイラー側でエラー表示が出ることが多いためそこを確認して下さい。
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