管理者の皆さんは消毒・殺菌作業をする場合
次亜塩素酸ナトリウムを使用していますでしょうか?
安価で残留性もあり液体のため非常に使い勝手がいいと思います。
一方で手荒れや機器の腐食が心配ではありませんか?
今回は上記の問題を解決する微酸性次亜塩素酸水というものを紹介します。
(以後総称である微酸性電解水とします)
ここでは
- 微酸性次亜塩素酸水って何?
- 次亜塩素酸ナトリウム(塩素)と何が違うの?
- どんな菌に効果があるの?
という方に、森永乳業が販売するピュアスター(微酸性電解水発生装置)を説明します。
微酸性電解水は原料である、薄い塩酸(希塩酸)を電気分解して生成された成分に水を加えて作られます。
微酸性電解水の特徴
- 食品添加物の指定を受けているので安心
- 作業者・器具・環境に優しい(匂いも少なく手荒れもしにくい)
- 残留性がなく同濃度の次亜塩素酸ナトリウムの約10倍の効果
(補足:残留性がないのはデメリットにも感じるますが食材や器具設備への影響を考えれば無いほうがメリットになります。基本的な使用方法は流水で洗浄。)
微酸性電解水は食品添加物の指定を受けているので安心
微酸性電解水は有機物に反応するとすぐに水になります。
そのため、食材をすすぎ洗いしても残留性が無いため安心です。
また、匂いも次亜塩素酸ナトリウム(塩素)よりは少ないため、
サラダ等の素材の味を楽しむものの洗浄にも向いています。
微酸性電解水は作業者・器具・環境に優しい(匂いも少なく手荒れもしにくい)
これは上記と同様で微酸性電解水は有機物に反応するとすぐに水になり
・濃度10~30ppm(塩素は200ppm必要)と低く
・PH値も5.0~6.5と弱酸性
次亜塩素酸ナトリウム(塩素)みたいな手荒れをしにくくなります。
器具の金属腐食も起こりづらくなるという、作業者にも器具にも優しい水です。
残留性がなく同濃度の次亜塩素酸ナトリウムの約10倍の効果
微酸性電解水の濃度は10~30ppm程度で次亜塩素酸ナトリウムの濃度200ppmと
同程度の殺菌能力があるため、効果は約10倍です。

微酸性電解水濃度(10~30ppm)=次亜塩素酸ナトリウム濃度(200ppm)
圧倒的に微酸電解水の方が強い。
微酸性電解水により殺菌効果が期待出来る菌
- 大腸菌(O157:H7)
- サルモネラ
- セラチア
- インフルエンザ
- ノロ
- 黒カビ(抑制効果もあり)
メーカーHPは下記を参照
微酸性電解水のデメリット
残留性が無いため流水での使用が必要です。
例えば、微酸性電解水はノロウィルスに効果はありますが、残留性がないため
感染者の嘔吐物の処理には不向きです。
その場合には次亜塩素酸ナトリウム(塩素)を1000ppmの濃度にして処理をして下さい。
状況に応じての使い分けが必要になります。

ノロウィルスの嘔吐物処理は塩素が得意
まとめ:微酸性電解水(ピュアスター)は菌に強くて、手に優しい水
ウィルス対策には日機装の空気清浄機「エアロピュア」
日機装が開発した深紫外線LEDを搭載した空気清浄機。
空気も安全にしましょう。
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