
浴槽の水位の制御に困ってはいませんか?
例えば、
- 満水位よりも多めに入ってしまった。
- 逆に満水位まで入らない
ということはありませんでしょうか?
水処理の会社に勤めて10年以上の私が今まで経験した事を元にわかりやすく説明していきます。
以下3点を確認して頂ければ原因がわかります!
水位電極棒に問題がある場合。
水位電極棒とは、長さの違う金属の棒が3~5本下がっていて各電極棒に通電するかどうかで水位を認識している器具です。
基本的には水位管の中の水位が上がってくるに連れて各電極棒に水を導体として電気が流れるか流れないかで判断しています。
ここで確認して欲しいのが

水位管の中、及び電極棒自体が汚れていないかどうかを確認して下さい。
ここが汚れていると電気が通らなくなって反応出来ない可能性があります。



電極棒指示器(下記写真)に接続されている電線の外れや断線がないかを確認して下さい。

圧力式水位計に問題がある場合
圧力式水位計は比較的最近登場してきた機器ですが最近すごく増えてきています。
電極棒式の水位計は 設置場所の関係でレジオネラ属菌の温床になりやすいです。
何故かと言うと、水位管内はどうしても水が動かない場所(死に水という)
になってしまい塩素も届きにくい場所になってしまいます。

そこで、水の圧力を感知して水位を判断する機器が開発されました。
仕組みは浴槽側面に圧力を感知する機器を設置して水が多くなれば圧力値が高くなり、少なくなれば低くなるのを感知して水位を判断しています。
ここで確認して頂きたい部分は圧力感知部に何かが挟まっていて、塞がっているかどうかです。
機器自体の不良の場合は納入業者さんではないと判断・対応が出来ないと思うので見てもらった方がいいです。

制御機器に問題がある場合
ここになると業者さんに確認してもらわないといけない部分ですが大体この辺に問題がある場合が多いというところを説明します。
電極棒式水位計の場合
フロートレススイッチの不良の可能性があります。
色々な種類がありますが例として下記写真のものがそうです。

圧力式水位計の場合
メーカーにより違うのですが、基盤等の不良の可能性があります。
ここはメーカーによって違うので納入業者さんに問い合わせて下さい。
浴槽水位制御 まとめ
確認するべきところは以下3点です。
- 水位電極棒に問題がある場合
- 圧力式水位計に問題がある場合
- 制御機器に問題がある場合
電極棒式水位計はシンプルなシステムなので管理している方でも割と原因究明は出来るかなと思います。
電極棒式の水位計の汚れに関してはレジオネラ属菌対策の観点からも定期的に清掃をしておくといいですね。
圧力式水位計の場合は・・・正直、業者さんにお願いする方が早いです。(笑)
今後とも、少しでも皆さんのお役に立てればと思います。
わからないところ等の質問がありましたらこちらからどうぞ!

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