職員さんのおもいやり
浴槽の吸い込み目皿(金物)に背中やお尻が吸われて困るということはありませんでしょうか?
水処理関係の会社に10年以上勤めている私が解決策を説明します。
結論から言いますと

管理人
「吸い込み口に近づけないようにする」です。
普段の仕事で老健施設の浴槽ろ過機も担当しているのですが
年配の肌が弱い方は気になるところだと思います。
実際に施設の担当者から相談を受けることがあります。
この問題を解決するには2つの考え方があります。
- 吸い込みの勢いを弱める方法
- 吸い込み口に近づけなくする方法
ここで吸い込みの勢いを弱める方法は
- 浴槽の作りを変更する→お金がかかりすぎる
- ろ過流量を絞る→ろ過能力の低下を招く
どちらかをする必要がありますが上記の問題があります。
そこで、そもそも吸い込み口の近くに座れないようにすればいいのです。
実際に現場で使用している方法を説明します。
[底面の吸い込み目皿の場合]浮きを付けたプラスチックの鎖を浮かべる方法


この写真の現場では底面から吸い込んでいます。
ここに座れないようにすればいいんですが
何か障害物を置いて(浮かべて)その近くには座りたくないようにします。
実際に吸い込み目皿の近くに座ろうとすると
ちょうど顔の位置に浮きが来るため吸われないという具合です。
具体的には

管理人
目皿にプラスチックの鎖を付けてその先に浮きを付けます。
[側面の吸い込み目皿の場合]単純に鎖を目皿に巻き付ける方法

側面に吸い込み口がある現場では浮きは必要ありません。

管理人
目皿自体に鎖を絡めつけて少し盛り上げておけばOKです。
そうすれば、寄りかかったら当たって不快なため寄りかかりませんよね。
万が一寄りかかったとしても設置面積が小さいため肌は吸い付きません。
これは側面の吸い込み目皿に効果的な方法です。
もしも底面吸い込みでこれをやると躓いて危険なため
設置場所によって使い分けるといいです。
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