【プロがわかりやすく解説】小学校プールの水質基準について

【濾過機屋がわかりやすく解説】小学校プールの水質基準について プール管理
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プール管理お疲れさまです。

普段の業務で忙しい中、プール管理業務もするのは大変かと思います。

プール管理をしてくれる先生がいてくれるおかげで子供たちは安心してプール授業を受けられます。
本当に頭が下がります。

管理人
管理人

管理者なしでプール授業は出来ません。感謝しております。

この記事では、初めてプール担当になった方に向けて
小学校水泳プールの水質基準について解説していきます。

記事を書いている人(ロカキヤ

  • 水処理業界で14年以上
  • ろ過機器の設計から保守点検まで幅広く
  • 仕事で得た知識をわかりやすく解説

わかりやすくが
モットーです!

日常生活で水質管理なんて考えませんよね?
なので管理していると、わからない用語や単位がよく出てきます。

大丈夫です。最初はみんなわかりません。私もそうでしたから。

ネット上を調べても元からわかっている人向けと思われる情報が出てくると思います。
なので、ここでは初心者でもわかりやすいようにかみ砕いた記事を書いていこうと思います。

管理人
管理人

少しでもお力になれたら幸いです。

小学校水泳プール水質基準値

まずは、水泳プールの水質基準値は下記のようになっています。

項目基準
遊離残留塩素0.4ppm以上1.0ppm以下が望ましい
PH値5.8以上8.6以下
大腸菌検出されないこと
一般細菌1ml中200コロニー以下
有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)12mg/L以下であること
濁度2度以下
総トリハロメタン0.2mg以下
循環ろ過装置の処理水出口の濁度濁度0.5度以下。0.1度以下だとなお良い。

プール水質検査方法

小学校水泳プールの水質検査方法をご紹介します。

都道府県及び各市町村によってやり方は違うところもあると思いますが、各都道府県の薬剤師会に依頼することが多いと思います。

そのため日本薬剤師会(公式HP)で確認していただければと思います。

  • 水質検査は各都道府県の薬剤師会に依頼する。
  • 民間企業でも実施しているところがあるので特に決まりが無ければ民間も選択肢として検討する。

プールの各水質基準について

大腸菌

ほとんどの 大腸菌は無害だが、いくつかの場合では疾患の原因となることがある。ヒトの場合、大腸内ではなく、血液中や尿路系に侵入した場合(異所感染した場合)に病原体となる。内毒素(リポ多糖)を産生するため、大腸菌による敗血症は重篤な内毒素ショック(エンドトキシンショック)を引き起こす。敗血症の原因(明らかになる場合)として最も多いのは尿路感染症であるが、大腸菌は尿路感染症の原因菌として最も多いものである。

大腸菌の株は多数報告されており、一部では動物に害となりうる性質を持つ株も存在する。大部分の健康な成人の持っている株では下痢を起こす程度で何の症状も示さないものがほとんどであるが、幼児や病気などによって衰弱している者、あるいはある種の薬物を服用している者などでは、特殊な株が病気を引き起こすことがあり、時として死亡に至ることもある。

大腸菌の株の中でも特に強い病原性を示すものは病原性大腸菌とよばれる。食品衛生学分野では病原大腸菌ともよぶ。ただし、病原性大腸菌の中でも赤痢を起こす株については特に赤痢菌とよび、衛生管理上の問題から別種扱いされる。

O111やO157などの腸管出血性大腸菌は牛の腸内に生息しているとされ、保健所は「内臓と他部位の肉は調理器具を使い分けるのが好ましい」としている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%85%B8%E8%8F%8C 大腸菌wikiより
簡単に要約
  • 大腸菌は無害なものもあるが有害なものもあるため注意
  • 特に、幼児や体力的に弱っている人等は注意

大腸菌が検出された場合の対処法

  • 塩素消毒を強化する。
    遊離残留塩素濃度を2~3ppmに上げてしばらく循環。
    その後0.4~1.0ppmに下げておく。
  • 消毒設備があれば不具合を調査。
  • プール外からの汚水の流入が無いかを確認

一般細菌

一般細菌というのは特定の細菌を指すのではなく,いわゆる雑菌をいいます。病原性がないものがほとんどで,汚染された水では明らかにその数が増えます。病原菌は通常,他の細菌に比較して,塩素に対する抵抗力が弱いので,一般細菌を汚染の指標としています。地下水の中の一般細菌数はあまり変化しないので,急に増えた時は,汚染されたおそれがあるといえます。

https://www.weblio.jp/content/%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%B4%B0%E8%8F%8C
簡単に要約
  • 一般細菌とはいわゆる雑菌のこと
  • 一般細菌自体には病原性がないものがほとんど
  • 一般細菌は病原菌と比較すると塩素に強いため汚染の指標としている
  • 一般細菌が急に増えた場合は汚染のおそれがある

一般細菌が検出された場合の対処法

大腸菌検出時と同様で塩素消毒を強化する。

有機物(可マンガン酸カリウム消費量)

有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)は、身体の汚れ、主に、垢等の有機物による汚染の指標です。

循環ろ過装置は、水に溶けだしているしている有機物は原理的には除去できない。

過マンガン酸カリウム消費量が高くなることが利用者が多く、新しい補給水が少ない場合にある。

有機物(可マンガン酸カリウム消費量)が検出された場合の対処法

プール水の一部もしくは全量換水すること。

全量換水は時間もお金もかかってしまうのでまずは一部換水で様子をみるのをおすすめします。

濁度

水の濁りの度合いを表す単位です。1Lの水に粒径62~74ミクロンの白陶土1mgを含ませたときの濁度を1度として,これが基準となっています。純粋な水に濁りはなく,粘土のような水に溶けない細かい物質があると濁りを生じます。濁度を測定するには,各濁度の標準液をつくり,測定しようとする水と比較する方法(比濁法)および光学的な方法とがあります。

https://www.weblio.jp/content/%E6%BF%81%E5%BA%A6

濁度が基準値を超えた場合の対策法

  • 濾過機の稼働時間を増やす(停止時間がある場合)
  • 砂式の場合は逆洗洗浄を実施
  • 珪藻土式の場合はプレコートを実施
  • フィルターカートリッジの場合はフィルターを洗浄か交換
  • ヘアキャッチャーの清掃を実施

総トリハロメタン

トリハロメタンは、メタンを構成する4つの水素原子の3つが塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン化合物に置換されたものです。水道水質基準では、その中でクロロホルム(CHCl3)、ブロモジクロロメタン(CHBrCl2)、ジブロモクロロメタン(CHBr2Cl)、ブロモホルム(CHBr3)の4物質を対象としており、これらを総トリハロメタンと総称します。水道水のトリハロメタンは消毒に用いる塩素と原水中の有機物が反応して生成したものです。もととなる有機物は、植物のセルロースなどが酸化される過程で生じるフミン質(腐植質)であることが多く、特に湖沼水を原水とした場合は植物プランクトンが大部分を占めることが知られています。

https://www.weblio.jp/content/%E7%B7%8F%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%B3

総トリハロメタンについて

総トリハロメタンは、クロロホルム、ブロモジクロロメタン・・・と色々書いてありますが、問題となるのはクロロホルムです。

これらは塩素と有機物が反応する時に生成されます。

特に問題になるクロロホルムは発ガン性の可能性があると言われている。

ちなみに日本の水道水の場合は基準値が厳しく設定されているため比較的安心です。

プール水でもこの基準値が守られているかを調べます。

総トリハロメタンが基準値を超えた場合の対策法

プール水を一部もしくは、全量交換をしてください。

衛生管理に欠かせない塩素について

初めて塩素管理をする方のためにわかりやすく説明しました。

参考記事[初めてのプール担当で不安な先生へ]小学校水泳プールの塩素管理方法

実際に起こるトラブルを事前に知ろう!

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